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tobihiro’s blog

神の道online

『無垢の祈り』感想 ネタバレあり

映画 無垢の祈り 日記

ネタバレありです。

 

『無垢の祈り』を観てきました。2週間限定公開だったのが、公開期間が延びたとか言ってて、じゃあなんかちょうど他にも東京行く用事が増えたし、ちょっくら観に行くかと、この週末で観てきました。

ラストシーンのフミちゃんの叫び声が辛すぎて辛すぎて頭を離れません。

観終わった後は、なんか本当にどっしり重たいものが心の中に残って溜息しか出なかった。エグいエグいと評判でしたが、本当に観終わった後には「えっぐ…」という感想しかなかった。

こんな気持ちになるのも久々ですが、今回に関していえば、多分僕の心構えがあまりよろしくなかったんじゃないかな、という気もしています。他の観客の人を観るに、皆さんそこまでトラウマにはなってないようでした。同じ回を観ていたサブカル糞女(失礼)の2人組は、「あそこがよくわかんなかったー」とか「あそこよかったー」とか箸にも棒にもかからないようなどーでもいい感想を言い合っていましたし、普通の映画を観た後とあんまり変わらなかったようですし。

なのでいつまで公開しているか分かりませんし、是非皆さん「そんなに辛い話でもないでしょ?」みたいな気持ちで、さっさと観に行きましょう。関東圏に住んでいるのに、この映画を観ないなんて選択肢はないと思います。

 

フミちゃんというのは10歳の女の子なんですが、学校でいじめられてて、お父さんいなくて、宗教狂いの母親の再婚した義父にレイプされています。

レイプシーンがこれまたエグくて。

言うて10歳の女の子がレイプされるシーンなんて実際に撮るわけにはいかんのですが、レイプされるシーンでは、フミちゃんが球体人形に入れ替わるんですね。球体人形に入れ替わってしまうから、レイプされるシーンが実際に撮れてしまうわけで、レイプシーンが執拗に描かれてて本当に気持ち悪い。しかも自分がレイプされているシーンをフミちゃんが物陰から見てるんですよ。

「うわー白眉なシーンだ、完璧だ。レイプシーンも撮れてフミちゃんの心理まで完璧に映像化されてる」と思いました。

10歳の女の子の視点で自分がレイプされているシーンが本当にガッツリ心理描写含めて映像化されてしまっているので、本当にエグいです。

 

一方でフミちゃんの住む町には世間をにぎわす連続殺人鬼がいます。毎日、義父から暴力を振るわれていて、いつしかその連続殺人鬼に救いを求めるようになるんです。

もう肝心のラストまでネタバレしちゃいますけど、僕はてっきり、この連続殺人鬼による救いというのが、義父を殺してくれって事だと思っていたんですけど、フミちゃんは自分を殺して欲しかったんですね。

「アイタイ、アイタイ」って言っていたのは、会って連続殺人鬼に義父を殺してくれるように頼むのかと思ったら、自分を殺してくれって頼むんですよ。

なんだよそれ。そらそうですよね。いや、理屈としては分かる。分かるがエグすぎるだろうが…。

もう最後、義父にレイプされかけて。レイプされそうになるところを抵抗するんですが、しょせん子供なので逆に目ん玉えぐられて。目ん玉えぐられる時にもう普段全然しゃべらない大人しいフミちゃんが全力で「いだあああああいいわあああああああいたいよおおおおあああああああ」って叫ぶんすよね。エグすぎませんか。

その現場に一歩遅れて連続殺人鬼がやってきて、義父をぶち殺してくれるんですけど、「お前、一歩遅いだろうが!なんの救いにもなってねぇだろうが!」って気持ちになってるところに、フミちゃんがもう叫びながら「殺してください!殺してください!」って殺人鬼に頼むワケですよ。殺人鬼にしがみついてありったけの声で「殺してください!殺してください!」って。つまり、それが祈りだったんすね、って。あーそれがアイタイ理由だったのかーって。納得するけどエグすぎんだろうが。10歳の女の子に「殺してください!」とか叫ばせるなよ…。

 

フミちゃんの演技は中々よかったです。特にひとりで袋麺をゆでてラーメンすすってるシーンが非常によかったです。あのシーンは本当に完璧です。ラーメンのすすり方が完璧すぎる。フミちゃんは本当に可愛い。というか、なんかすごいっすね、亀井亨。

そういうシーンでちょっと癒されたりしつつエッグいラストが待ち受けているワケです。